新見正則

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【症例集】漢方の限界 「鶏ガラみたい」 そして心肺年齢74歳

  • 2019.05.29

症例 50歳 男性 (自験例) 6年前には92kg、ウエスト93cmであった。 大柴胡湯と桂枝茯苓丸を内服し、無理がない程度の食事制限と、散歩と階段昇降の励行ぐらいを行って数年かけて減量に成功した。 そして、72kg、ウエストは80cmになる。運動が必要ということを何となく納得していながら、踏み切れないでいた。 娘に「パパは痩せたけれども鶏ガラみたい。」と言われ一念発起運動を始める。まずジムで心肺 […]

【症例集】松田邦夫先生の臨床観察だが… ネズミのにおいの実験

  • 2019.05.28

症例 漢方吸入療法(漢方治療の実際 松田邦夫) 363 私は以前に某大手商社の診療所に勤務していたことがある。当時本社は神田の問屋街の一角にある8階建てのビルであった。その中の診療室のすみに漢方調剤コーナーを設けた。調剤には結婚退職したが妊娠しないという薬剤師の人たちにアルバイトに来てもらった。ところが半年ほど過ぎて、ひととおり漢方調剤に馴れてくる頃になると妊娠するのである。また同様の人に来てもら […]

モダン・カンポウ「カンポウの進化と未来」【おまけ】

  • 2019.05.25

モダン・カンポウへのパラダイムシフト 立ち位置の変化で楽になる 現代西洋医学が発達する前は、すべての病気を漢方で治しに行こうという気概で漢方医は治療に当たりました。急性疾患にも当然に漢方薬で治療に行ったのですね。急性疾患で処方を誤ると患者は死亡することがあります。ですから戒めるように経験を積み、古典を読め、漢方診療をしろ、と念を押したのです。最初の漢方処方で誤ることなく、患者を死に至らしめることが […]

モダン・カンポウ 漢方理論をクリアに

  • 2019.05.24

実証と虚証 出来るだけ簡単に。筋肉量と消化機能に比例する 実証と虚証は漢方で一番よく出現する言葉です。この言葉にも拒否反応があるときは、拒否反応がなくなるまでは、実証はがっちりタイプ、虚証は弱々しいタイプと言い換えれば、多くの文脈はつながりますし、理解できます。モダン・カンポウでは実証は麻黄が飲めること、虚証は麻黄が飲めないことと、一刀両断に決めています。消化機能が体格にだいたい比例しているからで […]

モダン・カンポウ さらなる勉強のヒントとは

  • 2019.05.23

漢方のアナログ感に馴れること 現代医学は特にデジタル化している 現代西洋医学は150年間でものすごい進歩を遂げました。検査や診断装置の進歩も素晴らしいです。それらはデジタル的に結果を叩き出します。ガイドラインも出来る限りデジタル的な判断で対処できるようになっています。それが、医療を標準化し、だれでも平均以上の医療を提供できるようになる方法だからです。一方で漢方は昔の知恵でアナログです。重量が唯一デ […]

モダン・カンポウ 処方が効かない時の鉄則

  • 2019.05.22

虚実を間違えていないか 思い込みは禁物。試してみればいい 虚証と実証は漢方でもっとも頻出する漢方用語です。つまり重要だと言うことですね。実証虚証の概念や定義は、アナログの漢方の世界ではいろいろです。このブログのシリーズでは、虚実は消化機能で、それは筋肉量に比例すると、あまりにも簡単に定義しています。さて、漢方薬が効かないときはこの虚実を間違えていないかと昔から言われています。虚証と思い込んで、虚証 […]

モダン・カンポウ 処方が思いつかないときの鉄則

  • 2019.05.21

処方に悩めば、腹診もやってみよう。腹診で処方のヒントが得られる 敢えて漢方的腹部診察(腹診)は行わなくて良いということがモダン・カンポウのスタンスです。しかし、処方に悩めば、是非腹診をやってみましょう。腹診から処方のヒントが得られることがあります。いざ腹診をといっても直ぐにできるものではありません。そこで、こんな時のために、日頃から時間があれば患者さんの腹部を触りましょう。とくに良くなった人のお腹 […]

モダン・カンポウ 効果増強の鉄則

  • 2019.05.20

西洋医学的な考え方と同じで、内服回数を増やそう 薬の効果を増すために内服量や、内服回数を増やして、1日あたりの総量を増やすことは西洋剤では当たり前ですね。麻黄が入っていないカンポウである麦門冬湯や五苓散は、1日あたりの総量を増やした方が効果が長く、そして有効に現れることがあります。麻黄がないので、増量しても副作用は通常起こりません。1回量を増すよりも内服時間を短くして頻回に内服することが通常効果的 […]

モダン・カンポウ 副作用の鉄則

  • 2019.05.19

「何かあれば中止ですよ」 カンポウは一番安全な部類のくすりと説明しています。しかしながら、くすりであるとの自覚が医師と患者双方に必要です。お互いが全く安全と思っているときに重篤な副作用が生じます。カンポウも薬剤なのです。また、単一成分ではないので、どんな副作用でもごく希に起こりうると理解しておくことが何より大切です。患者さんには「カンポウも薬ですから、何か起これば中止するか、来院するか、電話するか […]

モダン・カンポウ 処方選択の鉄則

  • 2019.05.18

手元にある処方で頑張ろう 保険適応漢方エキス剤をなんでも院外処方で投与できる医師は恵まれています。適切と思うカンポウを投与できるからですね。一方で、限られた院内処方で対処するにはどうするのでしょうか。カンポウはいろいろな訴えや症状に働きますので、答えは「あるカンポウで頑張る」のです。自分が本当は処方したいカンポウと類似のカンポウを探すという能力が必要になります。生薬のレベルまで掘り下げて理解すると […]

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