新見正則

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【症例集】よくある質問「次回はいつ来ればいいですか?」

  • 2019.06.06

漢方薬をお出しするとよく聞かれる質問です。 症例 僕はこう言っています。「外来には次にいつ来ますか? いつでもいいですよ。くすりの効果は4週間後に判断しますね。」 解説 漢方薬も急性疾患などでは半日から数日で効果を判断できるものもあります。しかし、現代西洋医学の補完医療として保険適応の漢方エキス剤で対処するというモダン・カンポウの立ち位置では、病気の経過が長いのですね。そんな経過が長い疾患を漢方で […]

【症例集】モダン・カンポウの基本は「保険適応漢方エキス剤を処方しますね。」

  • 2019.06.05

処方 漢方というと「煎じ薬」のイメージがあるかもしれません。しかし処方薬は違います。その不安、疑問を取り除くには以下のように説明しています。 ○「処方するのは漢方エキス剤です。高級ブレンドインスタントコーヒーのイメージです。お湯に溶かすと煎じ薬に近いものになりますよ。」 解説 漢方薬という言葉で描くイメージは、まだまだ煎じ薬のイメージですね。漢方ファンの患者さんや、漢方好きな先生が描く素敵なイメー […]

【症例集】よくある質問「他の漢方薬との併用は?」

  • 2019.06.04

症例 これもよく聞かれることです。複数の症状がある時に、処方はどうすればいいか悩むかもしれません。僕は次のようにお伝えしています。 ○「漢方薬や漢方みたいなサプリメントは飲んでいませんね。」 ○「西洋薬はたくさん併用しても、それぞれが独自に有効に作用します。ところが漢方薬はたくさん飲むと効かなくなります。漢方はできれば一箇所で処方してもらいましょう。」 解説 「漢方薬は生薬の足し算の叡智」と説明し […]

【症例集】「漢方を始めるのなら、西洋薬を止めたいのですが」

  • 2019.06.03

症例 外来ではタイトルのように言われることがあります。僕は以下のように伝えています。 ○「くれぐれも西洋薬は続行ですよ」 ○「漢方薬は補完医療です。今飲んでいる西洋薬は止めないでくださいね。将来的に、症状がよくなって、ぼつぼつ西洋薬を減量することはかまいません。 解説 モダン・カンポウの立ち位置は、現代西洋医学では治らない症状や訴えに保険適応漢方エキス剤で対処することです。ですから、西洋医学がまず […]

【症例集】「医者が薬を選ばないなんてとんでもない」と言われたことも

  • 2019.06.02

症例 82歳 女性 「自律神経失調症」 あれこれと訴えが多い女性でした。他院で「自律神経失調症」と診断されて来たとのこと。治療希望で来院され、僕は加味逍遥散を処方しました。 ○「まずこれを処方しますが、今後一緒に薬を探していきましょうね!」 ○「漢方薬は西洋薬と違って最初から適切なものに当たるとは限りません」 ○「いろいろな漢方薬を試して、あなたの体の反応を見ながら治していきま しょう」 数日して […]

【症例集】まずはモダン・カンポウで。フローチャートに従って処方しよう

  • 2019.06.01

症 例 外来で、僕は以下のように話すことが多いです。 ○「僕は漢方には興味がありますが、漢方だけやっている医師ではありません。西洋医で漢方を使用している医師です。」 ○「あなたの訴えから僕が最良と思う漢方を処方します。」 ○「効かないときは、順次処方を変えて、適切な処方を見つけますので、数回の処方変更にはつきあってくださいね。」 解 説 著書「鉄則 モダン・カンポウ」では、漢方を伝統的漢方とモダン […]

【症例集】「何か困ったことありますか?」カンポウ使用前夜とその後

  • 2019.05.30

症例 「何か困ったことはありますか?」 漢方に出会う前の僕(一般・消化器外科医)がこんな質問を患者さんにすると、 ●「片頭痛で困ってます」 → ○「それは、神経内科の担当ですね」 ●「生理痛がひどくて・・・」 → ○「それは婦人科に行って相談してください」 ●「先生が診てくれないなら、そんな質問しなければいいのに・・・・」 このようなやりとりがあったり、患者さんがそのように感じることがあったと思い […]

【症例集】漢方の限界 「鶏ガラみたい」 そして心肺年齢74歳

  • 2019.05.29

症例 50歳 男性 (自験例) 6年前には92kg、ウエスト93cmであった。 大柴胡湯と桂枝茯苓丸を内服し、無理がない程度の食事制限と、散歩と階段昇降の励行ぐらいを行って数年かけて減量に成功した。 そして、72kg、ウエストは80cmになる。運動が必要ということを何となく納得していながら、踏み切れないでいた。 娘に「パパは痩せたけれども鶏ガラみたい。」と言われ一念発起運動を始める。まずジムで心肺 […]

【症例集】松田邦夫先生の臨床観察だが… ネズミのにおいの実験

  • 2019.05.28

症例 漢方吸入療法(漢方治療の実際 松田邦夫) 363 私は以前に某大手商社の診療所に勤務していたことがある。当時本社は神田の問屋街の一角にある8階建てのビルであった。その中の診療室のすみに漢方調剤コーナーを設けた。調剤には結婚退職したが妊娠しないという薬剤師の人たちにアルバイトに来てもらった。ところが半年ほど過ぎて、ひととおり漢方調剤に馴れてくる頃になると妊娠するのである。また同様の人に来てもら […]

モダン・カンポウ「カンポウの進化と未来」【おまけ】

  • 2019.05.25

モダン・カンポウへのパラダイムシフト 立ち位置の変化で楽になる 現代西洋医学が発達する前は、すべての病気を漢方で治しに行こうという気概で漢方医は治療に当たりました。急性疾患にも当然に漢方薬で治療に行ったのですね。急性疾患で処方を誤ると患者は死亡することがあります。ですから戒めるように経験を積み、古典を読め、漢方診療をしろ、と念を押したのです。最初の漢方処方で誤ることなく、患者を死に至らしめることが […]

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