新見正則

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モダン・カンポウ 処方選択の鉄則

  • 2019.05.18

手元にある処方で頑張ろう 保険適応漢方エキス剤をなんでも院外処方で投与できる医師は恵まれています。適切と思うカンポウを投与できるからですね。一方で、限られた院内処方で対処するにはどうするのでしょうか。カンポウはいろいろな訴えや症状に働きますので、答えは「あるカンポウで頑張る」のです。自分が本当は処方したいカンポウと類似のカンポウを探すという能力が必要になります。生薬のレベルまで掘り下げて理解すると […]

モダン・カンポウ 処方の鉄則

  • 2019.05.17

名医ほど少ない処方数で対処する カンポウは体全体を治すようにセットアップされており、いろいろな訴えを治す可能性があります。ですから経験を積んだ名医ほど少ない処方数でいろいろな病気や訴えに対処できます。不思議なことです。大塚敬節先生の約束処方数も、60歳頃は60処方、60歳後半には48処方、70歳では36処方となっています。保険適応カンポウエキス剤は約150種類あります。それだけあれば、基本的に全て […]

モダン・カンポウ 外来診療での心得

  • 2019.05.16

「何か困ることはありますか?」といつも尋ねよう 西洋医学しか知らないときは、「何か困ることはありますか?」とオープンに尋ねることはなんとなく心配でした。自分の領域以外の相談をされても困るからですね。上手に自分の診療領域に関する質問となるように、イエスまたはノーで答えられる質問をしていました。しかし、漢方を手にするようになって、いつも「何か困ることはありますか?」と尋ねています。漢方を手にすると総合 […]

モダン・カンポウの規範

  • 2019.05.15

はじめに モダン・カンポウは西洋医が、西洋医学で治らない、もっと良くなりたい、西洋医学では病気でないと言われている人たちに、保険適用漢方薬で対応する作戦です。そして処方選択に漢方理論も古典の読破も不要としています。つまり西洋医向けのコンテンツです。 今回の鉄則集では、モダン・カンポウの立ち位置や使用法、コツ、ヒントなどを並べています。拙著『フローチャート漢方薬治療』をわかりやすく違う角度から解説し […]

ふとももの内側が縦に紐状に痛い。これって何?【漢方医が解説】

  • 2019.05.13

ご質問をいただきました。 Q. 数日前からふとももの内側が縦に紐状に痛みを感じます。大きな病気の予兆か気になります。これは何の痛みで治療法はどのようなものがありますか? A. これは大伏在静脈の痛みを感じています。大伏在静脈はくるぶしの内側から、ふくらはぎの内側、そして膝の内側、ふとももの内側の皮下を上行して、そけい部で大伏在静脈に合流します。 相当痩せている人では大伏在静脈の走向は皮下に確認する […]

鼻水が喉に流れて気持ち悪い!副鼻腔炎や近い症状に効果的な漢方は

  • 2019.05.12

鼻水が喉に流れ落ちることを医学的には後鼻漏といいます。これが出ている方からは「鼻水が喉に流れて気持ち悪い」という訴えもしばしば耳にします。そんな時にまず返す言葉は、「生きていれば鼻水は喉に落ちているんですよ。気にしないことが一番!」といったフレーズです。「えー、そうなんですか。病気じゃないんですね」と納得できた人はそれでおしまい。 「そう言われても、日頃はそんなこと感じないのに、最近どうも気になる […]

口の中、上部(軟口蓋)が痛い! 鉄則的漢方処方とは【漢方医が解説】

  • 2019.05.11

ご質問をいただきました Q. 風邪のひきはじめにいつも口の中、上部が赤く腫れ、痛くなります。ここから風邪を引く感じです。治りかけも最後まで喉の痛みが残ります。これが毎回とても辛いのです。 A. 軟口蓋とは口のなかを見たときに天井に相当する部分です。そこを舌で探ると硬い部分と柔らかい部分があります。硬い部分が硬口蓋、柔らかい部分が軟口蓋です。軟口蓋の奥に口蓋垂、いわゆるのどチンコがあります。この軟口 […]

いつも疲れている!慢性疲労症候群かも?治療法は?【漢方医が解説】

  • 2019.05.10

慢性疲労症候群はまだ原因が不明です。西洋薬を含めていろいろと試して下さい。そして漢方薬も併用すると有効です。基本は朝鮮人参と黄耆を含む漢方薬です。参耆剤(じんぎざい)と呼ばれます。ファーストチョイスは補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、セカンドチョイスは十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)、そしてサードチョイスが人参養栄湯(にんじんようえいとう)です。 他にも、帰脾湯(きひとう)、加味帰脾湯(かみきひ […]

メニエール病は治らない?多様な治療法と漢方の効果は?

  • 2019.05.09

メニエール病は激しい回転性のめまいと難聴・耳鳴り・耳閉感を生じる内耳の疾患です。治療の第一選択は利尿剤で、持続するときは炎症を抑えるステロイド剤が頻用されます。 入院が必要とされるほど症状がひどいときはステロイド剤が使用されることが多いです。それでも治らない時は手術も選択肢になり、内リンパ嚢解放術やゲンタマイシン鼓室内注入術も考慮されます。場合により前庭神経切断術や迷路破壊術なども施行されます。難 […]

雨の日に不調!効果的な漢方薬は?【漢方医が解説】

  • 2019.05.08

ご質問をいただきました。 Q. 雨の日、または雨が降りそうな日は必ず、頭が痛くなりすごーく眠くなります。気圧の関係かなと思いますが、毎回だと辛いです。 A. 僕が若い頃、こんな患者さんを拝見すると、「気合いがない」と即答していました。しかし、僕もだいぶ歳を取り、そして臨床経験を重ねると、同じような症状で悩んでいる人にたくさん遭遇しました。 西洋薬では基本治りません。漢方薬の出番です。体質改善のイメ […]

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