新見正則

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桃核承気湯で便秘が治る。止めても治る。美味しい。不思議と「止めても調子がいい」

  • 2019.11.15

症例 60歳代 女性 「あの桃核承気湯って漢方薬いいですね。1週間飲んで便通がとても良くなった。今は、毎日飲まなくても便通がいい。あんなに頑固だった便秘がない。希に便秘になると、頓服で使っています。」 「止めても便秘にならないと言うことですか?」 「そうです、あんな頑固な便秘がほとんどなくなりました。」 解説 消化器外科医として、西洋薬剤の下剤を使用しているときはこんな経験はしませんでした。下剤を […]

漢方のアレルギー反応の不思議

  • 2019.11.14

症例 大塚敬節先生はご自身で50歳前後の頃に八味地黄丸を飲んだら、薬疹が出たと記載しています。ところが、60歳代後半になると八味地黄丸を飲んでも薬疹が出なかったそうです。 松田邦夫先生の御尊父である人間国宝の松田権六翁は朝鮮人参で体全体に薬疹が生じたそうですが、後日朝鮮人参を含む漢方薬である半夏瀉心湯では薬疹が出なかったそうです。。 解説 大塚先生の八味地黄丸の例は、同じ漢方薬でも年齢によって薬疹 […]

イタリア人オペラ歌手 補中益気湯で発疹 香蘇散でやれやれ 外国人にも効くんだ!

  • 2019.11.13

症例 40代 イタリア人 ソプラノ歌手 最近疲れて、オペラの主役を千秋楽まで完遂できないと来日時に相談された。 (なんで僕に・・・・) 以前よりアトピー体質?と まず、疲れをキーワードに補中益気湯を処方するも、皮疹が生じて飲めないと。 (1週間後) 致し方なく香蘇散を処方する(これが飲めなきゃね) その後は、ものすごく元気になり、新国立劇場での公演が問題なくできた。千秋楽に家内と招待してもらった。 […]

「ところでこの漢方、何に効くんですか?」 疎経活血湯は瘀血と水毒のくすり

  • 2019.11.12

症例 70歳代 男性 「腰痛が辛くて。歩行も困難で・・・・・」 疎経活血湯を処方 (再診時) 「調子良いです。ずっと飲んでいてかまいませんか。」 「ところでこの漢方は何に効くんですか?」 「あなたの症状に効くのですよ。敢えてお話をすると疎経活血湯というのは瘀血と水毒を治す薬です。瘀血とは古血のたまりと言ったイメージで、水毒とは水のアンバランスです。むかしの知恵ですが、そんな知恵で漢方薬を作っていっ […]

これが咽中炙臠か? 「のどがなんか変で、息苦しい」

  • 2019.11.11

症例 60歳代 男性 元気がなく来院。まず補中益気湯を処方してそこそこ元気になる。 いつも一緒に来る奥さんは元気になったと喜んでいる。 今度は便秘が気持ち悪いと。 麻子仁丸を処方したが、お腹が痛くなるので変えてほしいと。 そこで大建中湯に変更したところとても快便で気分がいいと。 今度は「喉がなんだか変で、息苦しい」と訴える。 昔の言葉で咽中炙臠というものだろうと判断し、半夏厚朴湯を投与 「こんどの […]

腰から下の冷え症に苓姜朮甘湯

  • 2019.11.10

症例 70歳代 女性 冷え症 「先生、ともかく腰から下が冷えます。」 「お腹や手は冷えないのですか。」 「冷えません。」 「顔は熱くないですか?」 「熱くないです。」 「ともかく、腰から下が冷えるのです。何とかしてください」 そこで苓姜朮甘湯を処方した (再診時) 「なんか、いいようだ」 解説 フローチャートでは、手足の冷えには当帰四逆加呉茱萸生姜湯、お腹の冷えには真武湯、ホットフラッシュには加味 […]

牛車腎気丸でかえってインポテンツに 脈を診ると弱かったので補中益気湯に

  • 2019.11.09

症例 64歳 男性 なんとなく元気がない 初老期の訴えと考え、牛車腎気丸を投与 4週間後に、インポテンツ気味となったと言われ、処方中止 脈を診ると弱かった。 その後は、補中益気湯で経過良好 先日某大学の講演で同じような症例を質問される。 カルテを見返して同様の症例を発見した。 解説 牛車腎気丸は初老期の訴えに対するパッケージです。インポテンツも治ることがあります。しかし、この例のようにインポテンツ […]

脈を診て過敏性腸症候群に小建中湯

  • 2019.11.07

症例 70歳代 男性 「便意が頻回で困ります。内科で過敏性腸症候群と言われています。なにか良い漢方薬はありませんか?」 桂枝加芍薬湯を処方する (再診時) 「あまり効かないと」 大建中湯や半夏瀉心湯などが次の選択肢だがと思いながら脈をみると、本当に弱い脈。そこで小建中湯を処方した (再診時) 「今度の漢方薬で便意は大分落ち着きました。継続して飲みたい」 解説 漢方的腹部診察(腹診)は行っていません […]

条文読めると要注意 葛根湯

  • 2019.11.06

症例 30歳代 女性 「先生、花粉症で困っています。」 フローチャートのファーストチョイスは小青竜湯です。 ところが、「うなじが凝る」というではないですか。 そこで、それをキーワードに葛根湯を処方しました。 (再診時) 「あまり、効きませんが」 「では、花粉症のオーソドックスな第一選択の処方を試しましょう。前回は、古典の条文をヒントに、葛根湯を処方しましたが、僕の見立て違いだったようですね」 小青 […]

早見えは要注意

  • 2019.11.05

症例 30歳代 女性 「先生、花粉症の漢方薬もらえませんか」 「では、花粉症の第一選択は小青竜湯ですので、それを2週間処方しますね。心臓がドキドキしたり、胃がムカムカしたら止めてください。」 「先生、妊娠しているのですが・・・」 危なかったな。妊婦にやっぱり麻黄剤はまずいよね・・・・ 「西洋薬剤よりは漢方が良いのですね。では、妊娠中と言うことなので、流産防止にも効いて、かつ花粉症にも効くであろう当 […]

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